アイランド型キッチンとは、シンクや調理台の一部または全部を壁から離して部屋の中央に配置するキッチンのことです。キッチンが島のように見えることからこのように呼びます。来客時やホームパーティーを開く際にとても活躍します。
アールとは、半径を意味する「radius」の頭文字を取った曲面や曲線のことをいいます。バルコニーや天井、リビングなどの柱の上部を曲線を描いたデザインにすることでやわらかな空間を演出できます。
四隅を支える柱や梁などを室外に出すマンションの建築工法です。「アウトポール」ともいい、柱や梁などを室外に出すことでデッドスペースが発生することなく家具などの配置がしやすく室内空間もスッキリします。
アウトレットとは、電気器具や照明器具と電源を接続するためのコンセントのことをいいます。電話線接続口やテレビアンテナ接続口のこともアウトレットと呼ぶこともあります。
青色申告とは確定申告の方法のひとつです。不動産所得や事業所得、山林所得がある場合に青色申告をすることができます。青色申告の特徴として税金が安くなる場合があります。
青田売りとは、造成工事や建築が完成していない新築一戸建てやマンション、宅地の販売や売買契約を結ぶことをいいます。まだ完成していないため契約後にトラブルにならないように、不動産会社などは開発許可や建築確認などの工事に必要な行政の許可を受けた後でないと広告を出したり契約を結んではいけない決まりとなっています。
マツ科の針葉樹で材質は軽く丈夫で、水や土に強いことが特徴で、梁や土台、床や壁の板材として使われます。青森の「甲地松」(かっちまつ)、岩手の「御堂松」(みどうまつ)「東山松」(とうざんまつ)、宮城の「仙台松」(せんだいまつ)、山形の「白旗松」(しらはたまつ)、長野の「霧上松」(きりうえまつ)、山口の「滑松」(なめらまつ)、宮崎・鹿児島の「霧島松」(きりしままつ)などが上質のアカマツとして知られています。
上がり框とは玄関などの上がり口に取り付けられる横木のことです。玄関のすぐ目につくところに取り付けられるため、ケヤキなどの木目の美しい物を使ったり、マンションでは大理石や御影石を使う場合もあります。
キッチンや洗面台などの下に設置する暖房器具。かがまなくても足でスイッチのオンオフができ、足元から温風が吹くので冬場や早朝などに効果的です。電気やガス、温水タイプがあり床暖房と合わせて使用すると更に効果的です。
廊下や階段、寝室などの足元の高さに設置する照明器具のことをいいます。夜間など電気を消した状態での歩行を安全に行うことができます。足元灯の種類は常に点灯しているものや、人感センサーや光量センサーで点灯・消灯するものなどさまざまなものがあります。
石油を生成した際に残る個体や半固体のアスファルトを貼り重ねた防水工事のことをいいます。その他にもアスファルトシートやアスファルトフェルト(フェルト材にストレートアスファルトを浸透させたもの)を使う工事もアスファルト防水といいます。
アスベストとは、天然の繊維状鉱物(石綿)のことをいいます。耐熱性や吸音性など非常に優れた特性を持ち安価なため、さまざまな用途に使われてきました。現在ではアスベストの粉じんを吸入することによる肺がんなどの原因となることが分かり、建物の工事に使用することが禁止されています。また、これまでに使用されてきた建物のアスベスト除去作業も進められています。
頭金とは住宅ローンを借りて住宅などを購入する際に、現金で支払う金額のことです。頭金を多く支払えば住宅ローンの借入額が減るため返済負担が軽くなります。一般的に購入額の2割が最低限必要な頭金と言われてきましたが、近年の住宅ローンの種類や金融機関によっては頭金が1割程度や必要ないケースもあります。
柱と柱の間に入れて構造を強化する部材を「筋交い」と呼び、構造部にかかる圧縮力を受け止め、圧縮によって柱や梁が変形しないように用いる筋交いを圧縮筋交いといいます。建築基準法では3ツ割筋交い(3cmx9cm)以上の部材を使用しなければならない規則があります。
開口部に取り付けられる雨風を防ぐ戸のことをいいます。最近では雨風を防ぐためだけではなく防犯のために取り付ける家もあり、素材もアルミや樹脂、シャッター形式の雨戸が使われることが多くなっています。
雨どいとは屋根を流れる雨を受け止め、屋根や壁に沿って雨水を地上や下水に流すものをいいます。
亜麻仁油はアマ科の一年草である亜麻から採られた天然の油のことをいいます。フラックスオイルとも呼ばれ、健康食品や木製品の仕上げに使用されています。また、亜麻の茎から採られた繊維がリネン製品へと加工されています。
外気に直接接する開口部がなく、外構が全く入らない部屋のことを行灯部屋といいます。行灯部屋は建築基準法での居室の要件を満たしておらず、間取り図などでは「サービスルーム」や「納戸」と表示されている場合が多いです。
多くの材木を食害するシロアリの一種。日光や通風を嫌い、風通しが悪く温暖多湿で暗い所を好みます。イエシロアリの被害が大きくなる特徴として、湿った木材だけでなく乾いた木材でも水を運んできて湿らせながら加害していくところがあります。本州の静岡県以西のエリアや中国・四国地方、九州・沖縄地方に分布していましたが、地球温暖化の影響で関東地方でもイエシロアリの発生が見られるようになったと言われています。
生け垣とは植栽によって作られた垣根のことです。敷地の境界などに巡らせて塀の役割を持たせたり、防風・防火を目的としたものや構成もさまざまなものがありあます。
複数の石を積み上げてできる基礎のことをいいます。複数の石を積み上げるだけの単純で耐震性の低い基礎なので、現状では住宅建築ではあまり用いられていません。
板畳とは、和室などの畳が敷いてある部分以外の場所で、畳と同一平面に板が敷かれている部分のことをいいます。
丸太の年輪と平行になるように挽くと現れる山形や筍形の木目のことをいいます。
一時金とは、賃貸契約時に借主が賃料とは別に支払う金銭のことをいいます。一般的に、・敷金 ・礼金 ・更新料 ・保証金 ・権利金 などが挙げられます。
位置指定道路とは、幅員が4メートル以上の私道で、特定行政庁からその位置の指定を受けた道路をいいます。
一人工とは建築に関わる専門職の人が、1日に働く作業量の単位のことをいいます。また、2日かかる工事の場合は「二人工」、半日の作業量の単位なら「1/2人工」「半人工」などと記されることもあります。
1つの土地に対して4つの別々の価格があることを一物四価といいます。
不動産会社が大家さんから土地や建物の管理・運営を一手に引き受ける賃貸システムのことをいいます。
一括競売権とは、抵当権を設定した土地に建物が建てられた場合、土地とともにその建物を競売することができるというものです。
建設工事を下請けに出さない場合や、下請けに出す場合でも1件の工事代金が3000万円未満(建設一式工事の場合は4500万円未満)の場合に、必要になってくる許可のことです。3000万円(建設一式工事の場合は4500万円)以上の工事を行う場合は、特定建設業の許可が必要になります。
一般診断とは一般耐震診断を略した呼び方で、建築士または設計・施工担当者が行う耐震診断のことをいいます。この診断は3階建て以下の木造軸組工法による住宅や2x4工法の住宅、伝統的な工法を用いて建てられた家が対象となります。
一般定期借地権とは定期借地権の一種で、存続期間を50年以上とし、更新や建物買取請求権のないものをいいます。
一般媒介契約とは媒介契約の一種で、売主や貸主が複数の宅建業者に重複して依頼できる媒介契約のことをいいます。
イニシャルコストとは初期投資のことをいいます。建物では、設計費用や建設費用などの建物が完成するまでに必要な費用のことをいいます。これに対して完成後に必要な維持管理費用をランニングコスト、建築から解体までの生涯費用をライフサイクルコストといいます。
委任状とは、第三者に法律の範囲内における一定の事項を委任する意思を書いたものをさします。委任状を使うことで、自分がどうしても立ち会えない場合や、自分一人で行うことが難しい場合に、第三者に委任して行ってもらえることができます。
居抜きとは、主に飲食店や旅館、店舗や工場などで設備や什器備品、家具などがついたままで売買または賃貸借されることです。
軒下の外壁周縁部に、雨による汚れの跳ね返りや雨水が建物に浸透しないように、コンクリートを打ったり砂利を敷くなどしたものです。「犬が通れるくらいの幅」ということから、「犬走り」と呼ばれています。
犬などのペットの体全体が入る深い流し台のことをいいます。主にペットのシャンプーに使われるものですが、ガーデニング用品やスポーツ用品、車やバイクの部品の手入れなどさまざまな用途に使うこともできます。
違法建築とは、建築基準法や建築基準法に基づく法令や条例に違反して建てられた建築物のことです。また、中古住宅などでは増改築を行うことで違法建築となっている場合もあるので注意が必要です。
違約金とは契約に定めた事項に違反したり債務不履行した者が、相手に対して支払う金銭のことをいいます。債務不履行があった場合は、債権者が債務者に対して損害賠償請求をすることができますが、手続きなどが非常に煩わしいのであらかじめ損害額を想定して違約金を決めるようになりました。なお、違約金が定められている場合は、実際の損害額にかかわらず違約金のみを支払えばよいとなっています。
入母屋屋根とは「寄棟屋根(よせむねやね)」と「切妻屋根(きりづまやね)」を合わせた屋根の形で、伝統的な日本家屋で一般的に見られます。
印影があらかじめ届け出されたものと同一の印鑑であると官公署が認めた証明を印鑑証明といいます。個人の印鑑は各市区町村に、法人の代表者などは登記所(法務局)に届け出て、届け出された印を実印と呼びます。
印紙税とは、課税対象となる契約書や受領書を作成する際に課税される国税のことをいいます。不動産売買契約書・建築工事請負契約書・金銭消費賃借契約書は課税対象となっているので、収入印紙を貼付消印して納税しなければなりません。
インテイリアコーディネーターとは住まいのインテリア計画を作成し、インテリア商品選択のアドバイスをする総合アドバイザーのことをいいます。
主に住宅やオフィス、ホテルなどの内装や、家具や照明器具などをデザインする人のことをいいます。
室内空間の企画から設計、工事監理に至るまでトータルに行う人のことをいいます。住宅だけにとどまらず、オフィスや店舗、ホテルや公共施設などあらゆる建物の室内空間をコーディネートします。
ウォークインクローゼットとは、衣類を収納するための歩いて入れるような広いスペースの収納のことをいいます。
ワークトップを壁に沿って設けるレイアウトのキッチンのことをいいます。ウォール型キッチンの特徴として、カウンターの上下にキャビネットを設けることが可能なため、収納スペースをたくさん確保できる点があります。
遮音効果を高めるために用いる工法のひとつで、コンクリートスラブとフローリングの間に管球材を入れるのが一般的です。こうすることで床の音が直接構造体に伝わらないようにした二重床工法のひとつです。
他者へ仕事を依頼し、依頼者が仕事の完了に対して報酬を支払う約束をして交わす契約のことをいいます。建築工事や土木工事など有形物として完成させる契約が一般的ですが、弁護士への依頼のように無形物の場合でも請負契約となります。
鶉杢とは鶉の羽模様の様な斑紋の木目のことで、特に装飾性の高い美しい物を杢(もく)と呼びます。
売買に関する代金や請負報酬の一部として、前払いされる金銭のことを内金といいます。
ガラス戸の下枠部分を軸として、室内側に引くようにして開閉する窓のことをいいます。バスルームやトイレなどの換気・採光用に使用されることが多いです。
柱や梁などの構造材の間に断熱材を隙間なく詰める断熱方法のことをいいます。
売り出し価格とは、中古物件の価格のことをいいます。売り出し価格は仲介会社などが査定した価格と売主が「この金額で売りたい」という要望が加味されて決まります。
売建住宅とは、不動産開発業者が宅地を分譲する際に、宅地の購入者がその宅地に建設する住宅を不動産開発業者に依頼する方法で建てらる住宅のことをいいます。建売住宅の建築主は不動産会社であるのに対し、売建住宅の建築主は宅地の購入者になるため、住宅の設計などの自由度は高くなりますが、すでに用意されている建物のモデルから選んで依頼することが一般的です。
売主とは不動産物件を売る人という意味と、取引形態における売主という2つの意味があります。前者は買主が売買契約を結ぶ相手で、後者は不動産広告などでその物件が売主と直接やり取りする取引であることを意味します。
売渡証書とは不動産売買契約書をもとに作成され、所有権移転の登記を申請する際に必要になります。記載される内容は、売主の住所氏名・買主の住所氏名・売買される不動産の概要です。
発泡スチロールやプラスチックボードの上に特殊加工を施した畳表を付け、ダニの繁殖や痛みを付きにくくした畳のことをいいます。
特に明確な基準があるわけではありませんが、エコに配慮した住宅のことをこう呼び、太陽光発電システムや省エネ給湯器などを設置している住宅が多いです。
千島列島、樺太、渡島半島以外の北海道、中国東北部、シベリア東部、カムチャツカなどに分布しているマツ科トウヒ属の常緑針葉樹です。
木の根元から木の中で最も太くて長い枝までの長さのことをいいます。枝下高が高い木は多くの木材を切り出すことができるため良質な材とされています。
追い焚きとは浴槽に入れたお湯が冷めた際に、もう一度沸かし直せる機能のことをいいます。最近ではお湯が冷めたり水位が下がると感知して、自動で沸かし直したりお湯を入れてくれる機能のものもあります。
横架材とは直角に横に渡す部材のことをいいます。横架材の代表例は、梁、桁、胴差し、土台などがあります。
住宅の各部材に対して地震、風圧、水圧、外力などの外からかかる圧力で、部材が大きく変形しないように抵抗する力を応力と定義しています。
建築基準法によって、許容応力度計算の応力の組み合わせが定められています。「組み合わせ応力」ともいいます。例えば一般の場合の「長期応力」は、「固定荷重」+「積載荷重」で計算します。また多雪地域の積雪時の「長期応力」は、「固定荷重」+「積載荷重」+(「積雪荷重」×0.7)で計算されます。
応力集中とは、応力がある一定の部分に集中してしまうことをいいます。
公庫融資で下記のいずれかに該当する際に適応される金利のことをいいます。
・購入する物件の住宅床面積が、175平米超〜280平米以下の場合
・前年の年収が一定を超える場合
・購入する物件の価格が一定額を超える場合
大壁造りとは、柱が外から見えないように壁面で覆い隠すようにした構造です。大壁造りの利点は、壁内部に断熱材や補強金具、配管設備、遮音材などを挿入しやすいことです。
オートバスとは、キッチンやその他の場所から浴室のお湯はりや追い焚きなどの操作ができる機能を搭載した浴槽のことをいいます。浴槽のお湯の量や温度が変化するとあらかじめ設定しておいた湯量・湯温まで自動的に行う「フルオートバス」と手動で行う「セミオートバス」があります。
オートライトとは、人の気配を感知して自動的に点灯、点滅する照明のことを言います。
オーナーチェンジとは、賃貸住宅の所有者(オーナー)が入居者がいる状態でその住宅を売却することを言います。
大引とは、木造建築物で最下階の床を支えるための横架材のことをいいます。
オープン外構とは、敷地の周りなどに塀や垣根を巡らせない外構のことをいいます。
壁やカウンターなどの間仕切りがなく、リビングなどと空間が一体になったキッチンのことをオープンキッチンといいます。
マンションの敷地内に設けられる、子どもの遊び場や広場、住人の方たちの憩いのスペースとして活用される空間のことをいいます。
オープンハウスとは、一戸建てや中古マンションを予約することなく自由に見学できるようにしているものをいいます。
鉄筋コンクリート製の床である床スラブとは別に、防振ゴムのついた支持脚で床パネルを支え、その上に木材などを使った床を貼ることをいいます。
建物の周囲で火災が発生した場合に、外壁が火災の熱や炎から耐えられる時間のことをいいます。
屋外広告物条例とは、看板やポスターなど屋外に掲示する広告を規制する条例のことをいいます。
マンションやビルの屋上に、植物を植えて緑化することを屋上緑化といいます。ある一定の敷地面積を持つビルを新築または改築する際に、一定の屋上緑化が義務付けられた地域もあります。
建物を構成するそれぞれの主要構造部が、屋内火災に遭遇した場合に耐えられる加熱時間のことをいいます。
細い丸太から作られることが多い木材・資材のことをいいます。
防火戸とは建築基準法で規定された防火設備の一種で、閉鎖時に火炎を有効に遮るものと定義されていて、この防火設備は遮炎時間20分間に耐えられる性能を持っていることが条件となっています。
落とし込み浴槽とは、一般的に浴室の床面から浴槽の3分の1程度を埋め込んで設置する浴槽をいうことが多いです。こうすることで縁が低くなりまたぎやすくなり湯船に入りやすいのが特徴です。
折り戸とは折り畳み戸ともいい、折りたたむ形になる戸のことをいいます。浴室やクローゼットなど開閉時にスペースを取りたくない場所に使われることが多いです。
2枚以上の窓を丁番(蝶番:ちょうつがい)で連結し、上下の溝にそって滑らせるようにして窓を開いた時に折り畳むような形で開く窓のことをいいます。